NPO法人水辺散歩
千葉市や浦安市等の水道水源、印旛沼周辺の農業用水、京葉工業地帯等の工業用水などとして活躍している印旛沼。その水質は、全国ワースト上位に鎮座しています。
流域に住む多くの人はあきらめの境地からなのか、印旛沼に無関心を装う。それは、不法投棄されるゴミに対しても感情を表さないことからも伺える。
しかし、沼や流域河川の水辺で風に吹かれてみれば、癒される景色であることは昔と変わりはないのではないか。
そして、今、人々は健康志向、特に健康年齢を上げるために毎日ウォーキングをする高齢者をどこの町でも見かけるようになった。健康とは『健体康心と社会環境の良さ』とWHO (世界保健機構) は定義している。
社会環境の良さの捉え方は、個々人により千差万別かもしれないが、散策するルートにゴミがあったり、雑草で歩けなかったりするのは万人が良しとしない事だと考える。一人が歩くだけでは雑草は伸びる。多くの人が毎日歩けば雑草は生えない。
水辺、堤防。そこは公共空間、公共財産です。NPOの出番だと考えます。
まずは、印旛沼の支川である高崎川のゴミ拾い、草刈、イベントへの参加などから始めることとします。
多くの人が毎日気軽に歩けるようになり、出会う人々の気持ち良いあいさつから水辺への関心も生まれ、印旛沼や流域河川での地域活性化につなげていけるのではないでしょうか。